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太もものニキビが5年治らなかった私が脱毛した話
「それ、なんかキモいんだけど」
付き合っていた彼女に太ももを見られて、そう言われたことがあります。
悪気があって言ったわけではないと思います。私自身、自分の太ももを見るたびに同じことを思っていたからです。
この記事を書いているのは33歳の男です。
20代の前半から太ももの赤いぶつぶつに悩んで、市販薬も皮膚科も自己処理も一通り試しました。
最後に脱毛をして、5年たった今も再発していません。
医療関係者ではないので、ここに書いてあるのは全部ただの個人の体験です。
太もものニキビはどんな状態だったか?
20代の前半から、両方の太ももに赤いぶつぶつが出るようになりました。
痛みはほとんどありません。かゆいときもありますが、我慢できないほどではありませんでした。
ただ、見た目がとにかく良くない。
当時の写真が残っています。
毛が濃いので一見わかりにくいのですが、よく見ると赤い点が毛穴に沿って散らばっています。
色が濃いものと薄いものが混ざっているのは、新しく出たものと治りかけのものが同時にあったからです。
つまり、一度に全部治ることがありませんでした。片方が引いてくるころには、別のところに新しいのが出る。
この状態が、数年単位で続きました。
太もものニキビなのか毛嚢炎なのか、本当にわかりませんでした
最初は単純にニキビだと思っていました。顔にできるものと見た目が似ていたからです。
ところが調べていくと、同じような見た目の症状にいくつも別の名前がついていることがわかってきます。
当時メモした名前を並べると、こうなります。
毛穴の炎症として出てくる名前
毛包炎毛嚢炎尋常性毛瘡せつ(癤)よう(癰) 仮性毛包炎偽性毛包炎マラセチア毛嚢炎癜風菌性毛包炎 好酸球性膿疱性毛包炎ニキビとして出てくる名前
尋常性痤瘡面皰丘疹膿疱角質が詰まるタイプの名前
毛孔性苔癬毛孔性角化症毛孔性紅色粃糠疹自己処理が原因として出てくる名前
埋没毛嵌入毛剃刀皮膚炎接触皮膚炎紛らわしい別の病気
粉瘤アテローム化膿性汗腺炎伝染性膿痂疹 蜂窩織炎汗疹虫刺症読み方すらわからない言葉がほとんどでした。
毛孔性苔癬は「もうこうせいたいせん」、蜂窩織炎は「ほうかしきえん」、尋常性痤瘡は「じんじょうせいざそう」と読みます。
どれも症状の説明を読むと、自分に当てはまる気がしてきます。
赤いぶつぶつで、毛穴に一致していて、繰り返す。この3つの条件に合う病名が、少なくとも10個以上ありました。
結局わかったのは、見た目だけでは素人に区別できないという事実だけです。
太もものニキビを自分で見分けようとして、できませんでした
名前を集めたあと、ひとつずつ特徴を読んで自分と照らし合わせました。
毛孔性苔癬は、毛穴に古い角質が詰まって盛り上がるものです。
触るとざらざらしていて、赤みより肌色に近い盛り上がりが中心だと書いてありました。
私のものは赤かったので、違う気がしました。ただ、治りかけのものは肌色に近くてざらざらしていたので、断言できません。
マラセチア毛嚢炎は、カビの一種が原因で起きるものです。
抗生物質が効かず、むしろ悪化することがあると書いてありました。
私は抗生物質を塗って多少ましになったので、これも違う気がしました。
ただ「ましになった」のは自分の感覚でしかありません。粉瘤は、袋状のものが皮膚の下にできて中身がたまる病気です。
しこりとして触れるのが特徴で、私のものは平たかったので違うと判断しました。
こうやって一つずつ潰していっても、最後まで候補は3つ4つ残りました。
素人が写真と文章だけで見分けるのは無理だという、当たり前の結論に行き着いただけです。
いま振り返ると、この作業に費やした時間で皮膚科に行けばよかったと思います。
毛嚢炎(もうのうえん)は、毛穴の奥にある毛包という部分が炎症を起こしたものです。
毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれます。
見た目は赤いぶつぶつで、真ん中に白い膿を持つこともあります。
私の場合は最終的に、皮膚科で毛嚢炎だろうと言われました。
ただし「だろう」です。菌を調べる検査をしたわけではないので、断定はされませんでした。
太もものニキビに試したことを全部書きます
治そうとして試したものを、時系列で並べます。どれも、やっているあいだは少しましになった気がしました。
そして、やめるか、しばらくすると元に戻りました。
太もものニキビを清潔にして治そうとした
最初にやったのはこれです。風呂で丁寧に洗って、ボディソープを低刺激のものに変えました。
効果はありませんでした。そもそも不潔にしていたわけではないので、当然といえば当然です。
太もものニキビにオロナインを塗った
家にあったので塗りました。赤みが少し引いたように見えた日もありますが、新しいものが出るのは止まりませんでした。
何を塗ってどうだったかは毛嚢炎にオロナインは効く?太ももに塗った私の結果にまとめています。
太もものニキビを隠そうとカミソリで剃った
毛が濃いから目立つのだと思って、剃りました。これが一番やってはいけないことでした。
剃り上がりの見た目だけは、文句なしでした。ところが2日もすると、剃ったところから赤い点が増えました。
除毛クリームと毛抜きも試した
カミソリがだめなら刃を当てなければいいと考えて、除毛クリームを使いました。
結果は、ぶつぶつに加えて全体が赤くかぶれました。
次に毛抜きで一本ずつ抜きましたが、抜いたところが腫れて埋没毛も増えました。
3つまとめた話はカミソリで太ももがブツブツになった話と毛抜き・除毛クリームの結末に書いています。
皮膚科で薬をもらった
さすがに自分では無理だと思って受診しました。抗生物質の入った軟膏を処方され、塗っているあいだは減りました。
そして塗るのをやめた途端、同じあたりに戻ってきました。
処方薬の経過は毛嚢炎にゲンタシンが効かないと感じた理由にまとめました。
太もものニキビが繰り返す理由に気づくまで5年かかりました
ここまで読んで、気づいた方もいると思います。私がやってきたことは、全部その場の炎症を抑えるだけでした。
薬は出ているものを治します。洗うのは菌を減らします。剃るのは見た目を変えるだけで、むしろ悪化させていました。
では、そもそもなぜ炎症が起きるのか。毛穴に毛があって、そこが擦れたり塞がったりするからです。
私は人より毛が濃く、太く、密に生えています。つまり炎症の材料が人より多い。
この状態のまま薬を塗っても、材料が残っているので何度でも出ます。
当たり前の話です。
私はそこに気づくのが遅すぎて、5年以上を無駄にしました。
肌のトラブルだと思い込んでいたので、毛のほうを疑わなかったからです。
28歳で脱毛して太もものニキビはどうなったか?
根本を変えるなら毛を減らすしかない。そう考えて、28歳のときに医療脱毛に通いはじめました。
写真と施術について
掲載している写真は私自身の太ももです。
受けたのは医療脱毛で、28歳のときに太ももを含む足全体とヒゲを施術しました。
赤いぶつぶつが減りはじめたと感じたのは、通いはじめて1か月ほどたったころです。
痛みは毛が濃いところほど強く、足はほとんど感じませんでしたが、ヒゲはかなり痛みました。
施術のあとに毛嚢炎が出たことは、私の場合はありませんでした。
料金はクリニックと部位の組み合わせで大きく変わるので、カウンセリングで確認してください。
毛の濃さも肌質も人によって違うので、同じようにやって同じ結果になるとは限りません。
肌の症状が続くときは、自己判断せずに皮膚科で診てもらってください。
脱毛してどれくらいで太もものニキビが減ったか?
通いはじめて1か月ほどたったころ、新しい赤いぶつぶつが出ていないことに気づきました。
毛が抜けはじめて、剃る必要がなくなったのと同じ時期です。
剃らなくなったので、毛穴が傷つかなくなりました。
何年も薬で止められなかったものが、処理をやめただけで止まりました。
毛がなくなったのはもちろんですが、赤いぶつぶつが出なくなったほうが私には大きかったです。
太もものニキビの跡は残るのか?
炎症が治まったあと、茶色い色素沈着はしばらく残りました。
いまは目を近づけてよく見れば、色が薄く残っている場所がいくつかある程度です。
人から見てわかる状態ではありません。つぶしてしまったものは跡が残りやすかったように思います。
我慢できずに何度かつぶしたのですが、やらないほうがよかったです。
脱毛しても太もものニキビが治らない場合もあります
順番としては皮膚科が先です
私のぶつぶつは毛の量と結びついていたので脱毛で止まりました。
ただ、角質が詰まる毛孔性苔癬なら毛を減らしても凹凸は残ります。
カビが原因のマラセチア毛嚢炎なら、抗真菌薬での治療が必要になります。
だから、まず皮膚科で診てもらってください。
そのうえで、塗れば治るのにやめると出るのを繰り返しているなら、毛のほうを疑う価値はあると思います。
そもそも脱毛の施術そのもので毛嚢炎が出ることもあります。
私の場合は、施術のあとに毛嚢炎が出たことはありませんでした。
だから順番としては、皮膚科で診てもらうのが先です。
そのうえで、薬で治っては再発するのを繰り返しているなら、毛を疑う価値はあると思います。
同じように太もものニキビで悩んでいる人へ
ズボンを脱げないという感覚は、経験した人にしかわからないと思います。
温泉に行きたくない。明るい部屋で短パンになりたくない。
人に見られるのが嫌なのはもちろんですが、自分で見るのも嫌でした。
そういう状態が何年も続くと、だんだん「こういう体質だから仕方ない」と思うようになります。
私も、自分の体質なのだと片づけていました。ただ、実際に毛を減らしてみたら、あっさり出なくなりました。
体質ではなく、毛の量の問題だったわけです。
順番としては皮膚科が先です
私のぶつぶつは毛の量と結びついていたので脱毛で止まりました。
ただ、角質が詰まる毛孔性苔癬なら毛を減らしても凹凸は残ります。
カビが原因のマラセチア毛嚢炎なら、抗真菌薬での治療が必要になります。
だから、まず皮膚科で診てもらってください。
そのうえで、塗れば治るのにやめると出るのを繰り返しているなら、毛のほうを疑う価値はあると思います。
私はそこに気づくのが遅すぎて、5年以上を無駄にしました。